南米のUMA 妖怪なのに世界遺産登録??? 〜ウクク Ukaku〜
こんにちは
皆さんお元気でしょうか?僕はまだ風邪が治りません、、、
今日は南米のペルーから世界遺産登録に一役買った妖怪のウクク Ukakuを紹介します。
このウククを説明する上ではユネスコの世界無形文化遺産に登録されたコイヨリッティという祭りも絡めて説明する必要があります。
では早速紹介行ってみましょう!
↑ウククのお父さん
まずはウククとはどういった妖怪なのでしょう?
ウククはペルーのアンデスの神話に出てくる雄熊と農民の間に生まれたハーフです。
とても力が強く人々からは恐れられる反面、親しまれているキャラクターでもあります。
力強さを象徴する逸話として、馬にウククが乗ろうとしたら真っ二つになったと言ったものや、少年の背中を叩いたら吹っ飛んで死んだと言った話が残っています。
しかしこのウクク、地元ではとっても重要な役割を担っていました。その逸話として、毎年氷山に入りそこで村の人々の健康を祈願します。
そして祈祷が終わると、大きな氷山の氷を切り取り帰ってきます。その氷には不思議な力があり、溶けた水は心身共に人々に癒しの効果があり、年中を通して儀式に使われます。
彼の活躍はユネスコ無形文化遺産のコイヨリティティ Quyllurit'iという祭りの一部で讃えられています。
このお祭りはSinakara Valleyという場所で毎年開かれているお祭りです。巡礼に訪れる人の多くは現地に住んでいる人で、衣装を身に纏ったダンサーとミュージシャンは目出し帽を被りウククに扮して楽しげに踊ります。
ですが、近年地球温暖化の影響で氷山が溶けつつあります。もし全て溶けてしまったら、ウククはどこから氷を取ってくるつもりでしょうか?